ANAのスーパーフライヤーズカードを一度取得すると、ずっとプラチナと同等なのでしょうか。
ずっと同等を維持できると書いてあるブログもあるので解説します。
スーパーフライヤーズカードとは
詳しくはANAのサイトから確認をしていただきたいのですが、プラチナ以上のステイタスに達した後申し込める年会費が必要なクレジットカードです。
一度資格を取得することができれば、クレジットカードを更新することで維持し続けることができます。
航空会社のステイタスに興味のない人からは、奇異の目で見られる修行と呼ばれる行動もずっと特典が継続できるとなれば理解しやすいかと思います。
ステイタス毎の比較
細かいサービスは色々あるので、主に影響する項目で表を作成しました。
最高は赤、最低は青の表記です。
アップグレードポイントでSFCを+4としたのは、各ステイタスを持っている状態でSFCを所持していれば+4されるためです。
ブロンズ | SFC | プラチナ | ダイヤ | |
アップグレードポイント | 10 | +4 | 20 | 40 |
ラウンジ | – | 〇 | 〇 | SUITE |
コンシェルジュ | – | – | – | 〇 |
マイル積算率 | 40-50% | 35-50% | 90-100% | 115-125% |
マイル→SKY コイン | 1.3-1.7倍 | 1.2-1.6倍 | 1.3-1.7倍 | 1.3-1.7倍 |
IHG・ANA ホテル | – | 10%割引 朝食 ウェルカム ドリンク | 5%割引 | 10%割引 |
プラチナを維持するメリット
- マイルの積算率
- SKY コインの変換率
大きなメリットは上記の2点です。
大きなメリットと書きましたがSKY コインへの変換率は0.1倍しか変わらないので、マイルが少ないと影響も少ないです。
それ以外はSFCとプラチナのサービスに大差はありません。
それでは一度SFCを取得すればプラチナを維持し続ける必要はないのでしょうか。
飛行機に乗る頻度と価値観に左右されるのでハッキリした答えはありませんが、月に1、2度飛行機に乗るならば維持しておいた方がマイルは沢山貯まります。
積算されるマイルの比較
- 羽田-那覇
- 運賃7
- 片道
- 1,476PP 50,000PPで割ると17往復
なし | SFC | PLT 1年目 | PLT 2年目 | DIA 1年目 | DIA 2年目 | |
マイル | 738 | 996 | 1,402 | 1,476 | 1,586 | 1,660 |
×34 | 25,092 | 33,864 | 47,668 | 50,184 | 53,924 | 56,440 |
プラチナ1年目でマイルを全てSKY コインに変換した場合、最高で81,035円分(47,668×1.7)になり、アップグレードポイントが24ポイント(SFCも所持)・24,000円分あるので、105,000円分を維持費用から控除することができます。
PP単価6円で50,000PPを獲得できたとすると、30万円かかるところ、20万円で維持することができます。
プラチナ1年目とSFCの差は13,804マイル、ローシーズンの羽田-那覇の1区間が7,000マイルなので1往復分くらい違ってきます。
まとめ
“同等”という言葉自体”全く同じ”という意味ではないので、間違ってはいませんが捉える人によっては同じと感じる方もいると思います。
上記の通り、メリットとしてはマイルが貯まりやすくなることくらいなので、20万円の差額を払って維持する必要があるかと言えば、年に数回しか飛行機に乗らずラウンジが利用できれば良いという人にとっては、ないと思います。
ただマイルがたくさん、仮に10万マイルあったとすると、0.1倍違うだけで1万円分の差が生じるので少なくはない差だと思います。
面白いのはSFCの方がANAグループのホテルを利用する際、ダイヤより特典が大きいことです。
これはクレジットカードに付随するサービスのため逆転現象が起きるからです。
色々書きましたが、比較すると色々違う点が分かってくると思います。
自分のスタイルに合わせて必要なステイタスを取得してみてはいかがでしょうか。
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