ANAが業構造改革を発表しました。
事業構造改革
27日発表された事業構造改革です。
- 大型機を中心に28機を2020年度内に退役
- A380の受領を延期
- 中距離国際線LCCの設立
東南アジア・オーストラリアが中心 - 新LCCは
エアーアジアエアージャパンを母体
エアージャパンはリゾート路線を中心に国際貨物・旅客を運行 - 機体はANAのB787を活用
- 人員配置の適正化
出向先での業務内容は、コールセンターやホテルのコンシェルジェ、企業の受付・事務・企画業務などで、12月までに約10社100名程度
今後も随時規模を拡大し来春には400名以上を見込む
ノジマ・成城石井は出向先として決定
一部社員はテレビ局の受付や携帯電話会社に出向済み
NHK ニュースウォッチ9
コスト削減
- 役職員の報酬・賃金・一時金の削減
休業・休職制度の拡充を労組に提案 - 航空機30機余 削減
労組と交渉
- 希望退職者の退職金割り増し
- 一般職社員→平均で年収の3割減額
収益確保の具体策
- 新しいLCCの立ち上げ
2022年度めどにB787を活用し東南アジアを結ぶ - 航空以外の分野を強化
自社のマイレージサービスで集めたデータを旅行や物販に活用
まとめ
LCCの新会社設立は新型コロナウイルスの流行が収まった後の国際線回帰を狙っているのだと思いますが、競争も激しい中で活路を見出せるのでしょうか。
ANAの看板を背負って仕事をしている人が他社に出向になることは、その人にとっては人生を左右する大きな事態です。
どのような出向の契約になるかは存じ上げませんが、出向解除になり戻って来られることを願っています。
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