「プレミアムポイント2倍キャンペーン」のおかげで、例年よりはステイタスが獲得しやすくなっていますが、それでも仕事で頻繁に飛行機に乗るような人以外は修行と呼ばれるような非日常的な乗り方をしないとステイタスを獲得しにくいのが現状です。
普通席とプレミアムクラス
修行を行う上で「普通席」と「プレミアムクラス」はどちらを選んだ方が良いのでしょうか。
結論から言うと、答えはありませんのでご自身のスタイルから何を優先するかで選択したものが正解になります。
選択の基準
- 修行にかける時間(搭乗回数)を少なくしたい
→プレミアムクラス - 身体、精神への負担を減らしたい
→プレミアムクラス - 機内でもてなしを受けたい
→プレミアムクラス - 費用を抑えたい
→普通席
おおよそ上記のような点が選択の基準になります。
プレミアムクラスでは食事やお酒も出されますが、持ち込めば良いという人にとっては普通席で十分ということになります。
PP単価の比較
多くの人が利用する運賃で比較します。
ここで述べるコストパフォーマンスはPP単価を指します。
変更不可の運賃で普通席として一番コストパフォーマンスが良い運賃は「スーパーバリュー75」です。
同じく変更不可の運賃で初めからプレミアムクラスを予約できる「スーパーバリュープレミアム28」がプレミアムクラスでは一番コストパフォーマンスが高い設定です。
実際の運賃での比較
羽田-那覇の一番安い料金同士で比較します。
SV75
運賃種別:運賃7
区間基本マイル:984
積算率:75%
搭乗ポイント:0
SVP28
運賃種別:運賃2
区間基本マイル:984
積算率:125%
搭乗ポイント:400
SVS(スーパーバリューセール)
運賃種別:運賃8
区間基本マイル:984
積算率:50%
搭乗ポイント:0
アップグレード料金
プレミアムクラスへの事前アップグレードは空席があれば2日前から可能です。
2日前、1日前は同一料金で当日のアップグレードのみ更に1,000円アップします。
アップグレード料金は距離に応じて各路線ごとに設定されています。
羽田-那覇の場合、下記の料金です。
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
羽田-那覇 | ¥14,000 | ¥15,000 |
こちらの記事でアップグレードについて書いていますが、注意しないといけない点はアップグレードの場合搭乗ポイント400がつかないことです。
往復で800ポイント違ってきます。
いくらまでであればお得なのか
それではいくらまでの航空券であれば、アップグレードがお得になるのでしょうか。
アップグレードで得られるプレミアムポイントは2,860-400=2,460です。
(元の運賃の積算率に50%が加算されます。例:SV75:75%+50%=125%)
このポイント数にPP単価¥11.02を下回る¥11.01をかけると、¥27,084で事前アップグレードの場合は¥14,000を引きます。
そうるすると¥13,084になります。
¥13,084までであればアップグレードしても、PP単価で得します。
当日料金は¥1,000違うので¥12,084です。
ざっくり¥12,000以下で購入していればアップグレードがお得ということです。
席の確保という面では問題は残りますが、¥10,000程で購入していれば当日でもお得感は増します。
セール運賃の場合
タイムセール運賃でアップグレードした場合は、元の運賃の積算率が50%でアップグレードにより50%加算され100%の積算率になります。
得られるプレミアムポイントは1,968です。
アップグレードで¥22,310、¥23,310の支払い額になります。
事前アップグレードの場合はPP単価¥11.34、当日アップグレードのPP単価は¥11.84と悪化します。
¥14,000もしくは¥15,000を支払ってプレミアムポイントを倍にすると考えればイメージしやすいかもしれません。
元の運賃が低い代わりにプレミアムポイントの積算率も低いのでPP単価を意識するならばメリットはありません。
パックも同じ区分なので同様です。
アップグレードの料金表
東京
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
東京-札幌 | 14,000 | 15,000 |
東京-稚内 | 7,000 | 8,000 |
東京-紋別 | 7,000 | 8,000 |
東京-女満別 | – | – |
東京-旭川 | 7,000 | 8,000 |
東京-中標津 | 7,000 | 8,000 |
東京-釧路 | 7,000 | 8,000 |
東京-帯広 | – | – |
東京-函館 | 7,000 | 8,000 |
東京-大館能代 | 5,000 | 6,000 |
東京-秋田 | 5,000 | 6,000 |
東京-庄内 | 5,000 | 6,000 |
東京-仙台 | 5,000 | 6,000 |
東京-名古屋 | 7,000 | 8,000 |
東京-新潟 | 5,000 | 6,000 |
東京-富山 | 5,000 | 6,000 |
東京-小松 | 5,000 | 6,000 |
東京-能登 | 5,000 | 6,000 |
東京-八丈島 | 5,000 | 6,000 |
東京-大阪 | 10,000 | 11,000 |
東京-岡山 | 7,000 | 8,000 |
東京-広島 | 10,000 | 11,000 |
東京-岩国 | 10,000 | 11,000 |
東京-山口宇部 | 7,000 | 8,000 |
東京-鳥取 | 7,000 | 8,000 |
東京-米子 | 7,000 | 8,000 |
東京- 萩・石見 | 7,000 | 8,000 |
東京-徳島 | 7,000 | 8,000 |
東京-高松 | 7,000 | 8,000 |
東京-松山 | 10,000 | 11,000 |
東京-高知 | 7,000 | 8,000 |
東京-福岡 | 14,000 | 15,000 |
東京-北九州 | – | – |
東京-佐賀 | 14,000 | 15,000 |
東京-大分 | 10,000 | 11,000 |
東京-熊本 | 10,000 | 11,000 |
東京-長崎 | 10,000 | 11,000 |
東京-宮崎 | 10,000 | 11,000 |
東京-鹿児島 | 10,000 | 11,000 |
東京-沖縄 | 14,000 | 15,000 |
東京-宮古 | 14,000 | 15,000 |
東京-石垣 | 14,000 | 15,000 |
大阪
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
大阪-札幌 | 14,000 | 15,000 |
大阪-釧路 | 7,000 | 8,000 |
大阪-函館 | 7,000 | 8,000 |
大阪-青森 | 7,000 | 8,000 |
大阪-秋田 | 7,000 | 8,000 |
大阪-仙台 | 7,000 | 8,000 |
大阪-福島 | 5,000 | 6,000 |
大阪-新潟 | 5,000 | 6,000 |
大阪- 萩・石見 | 5,000 | 6,000 |
大阪-松山 | 3,000 | 4,000 |
大阪-高知 | 3,000 | 4,000 |
大阪-福岡 | 7,000 | 8,000 |
大阪-大分 | 5,000 | 6,000 |
大阪-熊本 | 5,000 | 6,000 |
大阪-長崎 | 5,000 | 6,000 |
大阪-宮崎 | 5,000 | 6,000 |
大阪-鹿児島 | 5,000 | 6,000 |
大阪-沖縄 | 10,000 | 11,000 |
大阪-宮古 | 10,000 | 11,000 |
大阪-石垣 | 10,000 | 11,000 |
名古屋
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
名古屋-女満別 | 7,000 | 8,000 |
名古屋-旭川 | 7,000 | 8,000 |
名古屋-札幌 | 14,000 | 15,000 |
名古屋-函館 | 7,000 | 8,000 |
名古屋-秋田 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-仙台 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-新潟 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-松山 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-福岡 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-大分 | – | – |
名古屋-熊本 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-長崎 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-宮崎 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-鹿児島 | 5,000 | 6,000 |
名古屋-沖縄 | 10,000 | 11,000 |
名古屋-宮古 | 10,000 | 11,000 |
名古屋-石垣 | 10,000 | 11,000 |
札幌
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
札幌-利尻 | 3,000 | 4,000 |
札幌-稚内 | 3,000 | 4,000 |
札幌-女満別 | 3,000 | 4,000 |
札幌-中標津 | 3,000 | 4,000 |
札幌-釧路 | 3,000 | 4,000 |
札幌-函館 | 3,000 | 4,000 |
札幌-沖縄 | 14,000 | 15,000 |
青森-札幌 | 5,000 | 6,000 |
秋田-札幌 | 5,000 | 6,000 |
仙台-札幌 | 5,000 | 6,000 |
福島-札幌 | 5,000 | 6,000 |
静岡-札幌 | 7,000 | 8,000 |
新潟-札幌 | 5,000 | 6,000 |
富山-札幌 | 5,000 | 6,000 |
小松-札幌 | 5,000 | 6,000 |
岡山-札幌 | 7,000 | 8,000 |
広島-札幌 | 7,000 | 8,000 |
福岡-札幌 | 14,000 | 15,000 |
仙台
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
仙台-広島 | – | – |
福岡
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
福岡-仙台 | 7,000 | 8,000 |
福岡-新潟 | 5,000 | 6,000 |
福岡-小松 | 5,000 | 6,000 |
福岡-対馬 | 3,000 | 4,000 |
福岡-福江 | 3,000 | 4,000 |
福岡-宮崎 | 3,000 | 4,000 |
長崎
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
長崎-対馬 | – | – |
長崎-壱岐 | – | – |
長崎-福江 | – | – |
沖縄
事前アップグレード料金 | 当日アップグレード料金 | |
仙台-沖縄 | 14,000 | 15,000 |
新潟-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
静岡-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
広島-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
岩国-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
高松-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
松山-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
福岡-沖縄 | 10,000 | 11,000 |
北九州-沖縄 | – | – |
熊本-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
長崎-沖縄 | 7,000 | 8,000 |
宮崎-沖縄 | – | – |
鹿児島-沖縄 | – | – |
福岡-宮古 | 10,000 | 11,000 |
福岡-石垣 | 10,000 | 11,000 |
沖縄-宮古 | 3,000 | 4,000 |
沖縄-石垣 | 3,000 | 4,000 |
参考
まとめ
PP単価を重視するならばやはり普通席が一番です。
羽田-那覇の場合、得られるプレミアムポイントもPP単価も倍ほど違うので時間をあまりかけたくない人はプレミアムクラスがおすすめです。
PP単価の面では「プレミアムポイント2倍キャンペーン」を利用して、普通席のPP単価と並ぶくらいです。
国際線機材のプレミアムクラスであればフルフラットに近い角度までリクライニングもでき、周囲の人との間隔もあるため、ストレスはかなり減ります。
アップグレードがお得かどうかは元の航空券の購入金額に左右されるため、どの路線でもそうですがアップグレードを考えているならばなるべく安い金額で購入しておくとスーパーバリュープレミアムを初めから予約するよりお得になります。
最後まで読んでいただき有り難うございます。
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