ホコリまみれのキーボードを発見したので、分解、清掃しました。
メンブレン式のキーボードです。
分解前
確認事項
一度、正常に動作するか確認します。
そもそも動かないものはキレイにしても直らないかもしれません。
今回は修理ではなく、分解と清掃をします。
用意するもの
ドライバー、ミニほうき、歯ブラシ等
簡単な造りですので、必要な道具は少なくて済みます。
軽く清掃
ほこりなどは軽く取り除いておくと清掃が楽です。
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分解の手順
キーボード自体は大まかに3層で、
上面:キースイッチが取り付けられているフレーム
中:プリント基板、制御基板
下面:足が付いているカバー
ネジで上面を固定しているだけの簡単な構造です。
キーボードを裏返します。
赤い枠のネジを外します。
ネジは無くさないようにケースなどで保管してください。
ネジを外し、上側と下側を分離させた写真です。
下側に付いている基板を外します。
ネジが3箇所で固定されています。
基板に基板にUSBケーブルがはんだ付けされています。
基板を外したところです。
プリント基板の上にシリコンのシートがあり、このシートが弾性を生みバネの役割を果たします。
下のプリント基板は2層になっています。
今回プリント基板は触りません。
シリコンのシートはそのまま水洗い可能です。
次にキースイッチを外していきます。
1つずつ外すのが手間な方は外さずに丸洗いで大丈夫です。
キースイッチはマイナスのドライバーなどで隙間から持ち上げ、キースイッチを手で引っ張ると外れます。
変な力が加わると欠けたりするかもしれませんので、初めは慎重に試してみてください。
1点に力が加わるとプラスチックなので凹みができたりします。
このキーボードは安価なのでそんなに気になりませんが、高価なキーボードの時は間にウェスなどを挟み込み傷がつかないように外していってください。
取り外した写真です。
キースイッチをすべて外すときはどこに何があったか忘れないように写真に撮るなどしてください。
(忘れてもネット等で調べればわかります)
丸洗いの場合です。
裏側から洗いたいキースイッチを押し出すと歯ブラシなどでこすりやすいです。
面倒であればそのままたわしのようなもので軽くこすっていっても良いと思います。
プリントが剥げないように力を加えすぎないようにしてください。
組み立て
分解した流れと逆で組み上げていきます。
ネジは強く締め付けると土台がプラスチックなので割れたり溝がなめたりするので、締めすぎないように注意していください。
清掃前、清掃後
清掃前と清掃後の比較です。
新品のようにキレイになりました。
清掃後はパソコンに接続し、正常に動作するか確認して終了です。
正常に動作しない場合は何か取り付けなどがおかしい可能性があります。
焦らず組み立てをし直しましょう。
まとめ
毎日触るキーボードはたまに清掃すると気持ち良く使えます。
乾かす時間は必要ですが、冷たいドライヤーの風などで乾かせば1時間ほどで済ませることができると思います。
このような機械を触るときの注意事項は、静電気対策をする、ポイントポイントで写真を撮る(違う種類のネジが何本もあったり、ケーブルがたくさんある場合は記憶が曖昧になります)、力のかけ方は慎重に。
以上を守って時間のある時に試してみてください。
最後まで読んでいただき有り難うございます。
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