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自転車(ロードバイク)で宮古島を一周 おすすめスポットや輪行時の注意点など

Road bike
この記事は約19分で読めます。

2022年のゴールデンウィークを利用し宮古島を自転車で一周してきました。

宮古島にある4つの島(伊良部島、下地島、池間島、来間島)を除くと一周約100kmとのことですが、せっかく訪れたからには全部回ろうと思い走る計画を立てました。

現在の「全日本トライアスロン宮古島大会」では下地島と来間島は含まれていないため、すべて含むと170km程になるかもしれません。

宮古島から船で15分ほどの距離にある神様が住む島「大神島」への輪行記事はこちらからご確認ください。

宮古島の位置

沖縄本島(那覇市)の南西方およそ300km、石垣島の東北東およそ130kmの距離にあります。

天候

GWに1週間ほど滞在しましたが台風の影響があり、前半の3日間か4日間は横殴りの大雨で外にも出られないような状況でした。

やっと晴れになったかと思えば台風の通過後は気温が一気に上がるためスタート時点ではカンカン照りでした。

1日で回りきれるのか

上でも記載したように時速20km程で走れば1日で回りきれる距離だと思います。

当初は早朝に出発し1日で回ろうと思っていましたが、朝早くは起きられなかったことと写真や動画の撮影に時間を要したため2日に分けて一周しています。

1日目

マックスバリュ宮古南店を起点に出発しました。

ルートは伊良部大橋→伊良部島→下地島→池間大橋→池間島です。

アクティビティの詳細はこちらから。

2日目

2日目は1日目に行きそびれた「島尻のマングローブ林」を見るためルートが一部重複しています。

アクティビティの詳細はこちらから。

宮古空港

大型のビジョンに伊良部大橋が映し出され気持ちが高まります。

荷物を受け取り出口に向かいます。

これから回るであろう宮古島の地図と記念に撮影しました。

待合スペースには大きなシーサーがいます。

外は雨が降っており、自転車以外の荷物もあったため宿泊先までは路線バスを利用することにしました。

1日目の見どころ

伊良部大橋

伊良部大橋から見える青い海を堪能しようと思ったところ、急に走ったせいか血管迷走神経反射で血圧が下がって失神しそうになったため少し休みました。
お風呂でのぼせやすかったりするので最近は兆候を感じ取れるようになってきました。

橋の勾配は確か7%程だったと思います。

橋を渡った後しばらく走り上り坂でまた血圧が下がったようになり転倒してしまったためこの日はあまり体調が良くなかったのかもしれません。

橋の向こうに伊良部島が見えます。

伊良部島

公園の東屋にも沖縄らしさが垣間見えます。

伊良部島にはファミリーマートもありますが、走ったルートから近いAコープ さらはま店で飲み物を調達することにしました。
クレジットカードも利用できます。

RC造の住宅地です。

さばおき園地

寄りはしませんでしたが見晴らしは良さそうです。
写真はサバウツガーからの眺めです。

市指定史跡 サバウツガー

自然が作り出した美しい景観が広がります。

階段は結構急ですが下に降りることができるようになっています。

直径1.5m、深さ4.5mの石積みの井戸とその周辺地域、それに、井戸までの階段も含めて指定されています。
昭和41年8月の簡易水道が敷設されるまで、240年以上の佐良浜の人達の生活用水として活用されてきた井戸です。
名前の由来は、池間島から見た地形が鮫(サメ)の口に似ていることからサバウツと名付けられたものと考えられます。
サバウツガーまでの石段は124段あったと言われています。
井戸を発見したのは、「ミャーギ立の金大主」と「フッズゥーの松大主」の二人で、サバウツバンタ(バナタ)での野良仕事の合間に、水の音を聞き、発見したと言われていますが、潮により、塩辛さがことなり、飲料水としては適していません。
鍛冶技術や石工技術を知る上からも貴重な史跡です。

出典:宮古島市役所

写真の右下にある丸い部分が井戸の跡です。

廃墟好きにはたまらない場所かもしれません。

下からの眺めです。
浅いところの海はきれいですが足場はかなり悪いです。

斜面の鉄砲百合にも癒されます。

佐良浜漁港

ENEOSの給油所もありました。

フナウサギバナタ

松の木などの木材をこの崖から海に落として船に積んだ場所として知られています。「フナウサギバナタ」とは方言で「船を見送る崖」という意味。昔、島を旅立つ人の無事を祈りながら見送った場所でもあります。大きな展望台があります。現在はサシバは撤去され展望台のみとなっております。

出典:宮古島観光協会

以前はこのような姿だったようです。
サシバが無いと寂しく見えます。

フナウサギバナタ
出典:宮古島観光協会

ただ展望台自体には問題ないため「白鳥岬」の方向まで見通すことができます。

白鳥岬公園

宮古島にはいくつも立ち入り禁止の場所がありますが、そのような場所はダイバーには人気のようです。

「白鳥岬公園」周りには何も遮るものがなく緩い下り坂で走りやすい道です。

伊良部島の最北端です。

名前は不明ですがこのようなキレイな浜辺が宮古島にはいくつもありました。

佐和田漁港手前

佐和田の浜入口

点在する岩は「津波石」と呼ばれるそうで伊良部島から下地島にかけて見ることができます。

1771年4月24日午前8時ごろ、石垣島近海(石垣島の南南東約40km付近)でマグニチュード(M)7.4の地震が発生しました。震源は北緯24.0度、東経124.3度と推定されています(図1、震源は理科年表による)。 地震の揺れによる被害はなかったようですが、大津波が八重山諸島及び宮古諸島に押し寄せ、たくさんの死者・行方不明者が出ました(牧野,1968)。この地震による津波は、牧野清が1968年に著した「八重山の明和大津波」で日本の元号で呼んだことから「明和の大津波」と呼ばれています。

出典:石垣地方気象台

佐和田の浜

「佐和田の浜」は日本の渚百選に選定されています。

17END

「17END」という名前は、滑走路の角度が北を0度とした時に、滑走路が170度の方角を向いており滑走路識別番号が「17」であることと、航空用語で滑走路の末端の事を「Runway End」と呼んでいることに由来しているとのことです。

飛行機を撮影したい方にもおすすめスポットです。

17ENDビーチ

本当に美しい真っ白な砂浜でした。
サイクルジャージを着ていなければ泳ぎたくなるような透き通った海です。

下地島の通り池

国の名勝及び天然記念物に指定されている「下地島の通り池」です。

中の島海岸

シュノーケリングに最適な海だそうです。
周辺の道路には多くの車が止まっています。

ぬーしはし

下地島と伊良部島の間にはいくつもの橋が架かっていますが、最も南寄りの橋です。
海水浴を楽しむために多くの人が訪れていました。

伊良部大橋(伊良部島側)

どこの海もきれいです。

パイナガマビーチ

地元の方が散歩や日光浴などで良く行くビーチです。
中心地からも近いため行きやすい場所です。

砂山ビーチ

ビーチに出るにはフカフカの砂丘を抜ける必要があります。
ビンディングシューズでは砂が入り歩きにくかった記憶があります。
特に戻る際は上り坂がきつく、柔らかい砂に足が取られます。
ここも是非行っていただきたいビーチのうちの一つです。

宮古島海中公園

営業時間外に訪れたため海中公園から「健康ふれあいランド公園 展望台」を眺めて池間島を目指しました。

池間島灯台

宮古島の最北端「池間島灯台」を目指します。

途中カニが横断す様子を見ることができました。

灯台は登れるわけでもなく高い草木に覆われたような場所にあるためここからは海などを眺めることはできません。

池間大橋

池間大橋が造られた際の橋脚の一部がモニュメントとして残っていました。

日が沈みだしたため帰路に就きます。

天下一品 宮古島店

最南端の「天下一品」で夕飯を食べることにしました。

やはり「天下一品」といえばこってりです。

2日目の見どころ

1日目に回らなかった「島尻のマングローブ林」を目指し、最南端の「東平安名崎」から南部を一周するルートです。

島尻のマングローブ林

島尻のマングローブ林までは雰囲気がガラッと変わり店や住宅地は少なめで農地などが広がります。

まるで日本ではないような雰囲気です。
キレイな青い海とは違いますが無料ですので一見の価値ありです。

お手洗いや水道もあるので休憩にピッタリです。

国立療養所宮古南静園

ハンセン病(らい病)患者が隔離されていた施設で現在では一般の人も受診することができます。

宮原公園第2親水公園

「国立療養所宮古南静園」を出て南下します。
のどかな景色が広がります。

立ち寄りませんでしたが、公園からも見える高野漁港にはキレイなビーチもあります。

比嘉ロードパーク

ブロンプトンで回っている人に出会いました。
小径車で回るのは凄いですね。

駐車場やお手洗いもあります。

ぐすくべ総合公園、城辺町立野球場

人気の少ない場所ですが家族連れで遊びに来ている人もいました。
アスレチックや立派な球場があります。
以前はオリックスのキャンプ地だったようです。

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新城(あらぐすく)海岸

海岸までは急な坂を下ります。
戻るときは結構しんどいです。
サイクルコンピューターの斜度は18%くらいあった気がします。

遠浅で美しい海岸です。
海に潜れば左側ではウミガメ、右側ではサンゴ礁を見ることができます。

東平安名崎公園、保良漁港

最南端の東平安名崎の灯台に行くには手前の東平安名崎公園から2km程ありますので、歩くと結構時間がかかります。

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東平安名崎

車両が入れない入り口から灯台まではまだ1km程あります。
自転車は入り口に無料で置かせてもらえました。

絶世の美女が身を投じたことを弔うための「マムヤの墓」や周囲の美しい海を眺めながら灯台に向かいます。
自然がそのまま残されていますが、整備された公園もあるため家族連れでも楽しめます。

竹中山展望台

先ほどまでいた東平安名崎の灯台も見えます。
遮るものがないスッキリとした見晴らしです。

城辺仲原ムイガー

南部にはこのような展望台がいくつもあり所々で休憩をしながら景色も楽しめます。
コンビニエンスストアなどのお店はほとんど見かけませんでしたがお手洗いや水道はありますので、明るい時間帯であれば特に不安はありませんでした。

うえのドイツ文化村

入場料無料の施設です。
雨雲のせいでおどろおどろしい雰囲気ですが美しい洋館やハート岩、エメラルドグリーンの海が素敵な場所です。
自動販売機もあり飲み物を補給しました。
お手洗いもあります。

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宮古島まもる君(きよし君)

島内に20基設置されている「宮古島まもる君」です。
走っているとチラホラ見かけました。
全員が兄弟の設定とのことです。

来間大橋

来間大橋を渡り来間島に向かいます。

長崎浜

浜辺のすぐ側まで舗装されており車で行くことができます。

アガイヌウタキ(東の御嶽)

来間島の方々が参拝する神聖な場所で無断の出入りが禁止されていました。
暑い中でも少しひんやりします。

ガジュマル展望台、パチャ(端)の石段

1970年頃まで整備された港や車道もなかったためこの石段を利用し生活物資を運んだり人の往来をしていました。
当時のまま残されておりかなり急で不安定な足場なのでビンディングシューズだと歩きにくかったです。
80年頃までは来間小学校、中学校の児童や生徒が陸上競技のトレーニングに使っていたとのことで「来間の選手はバネがあり優秀な選手が多い」と称賛されていたようです。

来間港と来間大橋がきれいに見えます。

来間大橋展望台

ここの展望台からもキレイな海と来間大橋を見渡せます。

来間大橋(復路)

エメラルドグリーンの海が美しい限りです。