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「ahamo(アハモ)」で代理店手数料はどうなる??

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以前は携帯電話を購入する場合、携帯電話を扱っているショップなどでの購入が必須でしたが、現在ではオンラインでの購入もできるようになっており、5G端末もネットで購入することができるようになっています。

更にオンラインの手続きがメインになっている「ahamo」をdocomo導入することになり、携帯電話を販売をしている方にとっては心配な代理店手数料の行方について記事を掲載しています。

代理店手数料とは

タイトルを見てこの記事を読まれるほとんどの方はご存知かもしれませんが、聞きなれない方のために説明します。

「代理店手数料」とは「販売奨励金」、「販売報奨金」、「インセンティブ」と称される、代理店運営の原資になる手数料です。
何かを販売するときにはメーカーやサービスの提供者が直接販売することに限界があるため、代理店販売という形式をとります。

自身で販路を拡大するより、販売のノウハウを持った代理店に手数料を支払ってでも販売してもらった方が売り上げを上げやすい特徴があります。

普段意識をしていなくてもこのような販売形式を取る業界はかなりあり、自動車や保険、化粧品、海外製品等も代理店販売形式を取ることが多いです。

自動車業界であれば、「メーカー」「ディーラー」がその関係に当たります。
自動車のカタログでメーカーオプション、ディーラーオプションという言葉を目にした方もいるのではないでしょうか。
自動車の製造段階でしか取り付けができないエアコンやカーナビがメーカーオプション、お店で取り付け可能なアクセサリー類がディーラーオプションとして設定されていることが多いです。
メーカーとディーラーに資本関係がある会社もありますが、基本的には別会社で○○自動車と○○自動車販売といった会社に分かれています。

携帯電話の販売が右肩上がりで伸びていた時代は販売店に対し大きな手数料を支払っても通信会社は大きな利益を上げることができていました。
ところが飽和した現在の市場では販売数を多く上げている会社より、長期契約に結びついたり解約を防ぎ契約をつなぎとめたときにインセンティブを多くする傾向にあります。

携帯電話業界

携帯電話業界も代理店販売形式を採用しています。
ドコモであればドコモとドコモショップ等がその関係です。

実際には直接ショップと契約を結んでいるわけではなく、ドコモと一次代理店で代理店契約を結び、その一次代理店が運営しているショップや傘下に入っている二次、三次代理店等が携帯電話を販売したり各種サービスの取り次ぎを行っています。
ショップが直接契約できないのは代理店契約には多額の保証金や大きな信用が必要なため、一次代理店や二次代理店とショップを運営する会社と契約を結ぶことになります。

一次代理店は商社やメーカー系列の大きな会社以外はありません。

販売店の種類

ドコモの場合直営はありませんが、グループ会社が運営しているほぼ直営のような店舗がいくつかあります。
ドコモショップの上位に位置付けされる店舗で、以前は特殊な故障修理やショップでは受付ができないサービス、渉外対応を行っていました。

ショップの種類は大きく分けて3つあります。

  1. ドコモショップ
  2. ドコモショップサテライト
  3. 量販店・併売店

上からできる業務や専用端末の台数が多くなり、その場で完結できる契約の種類も多いです。

ahamoで販売手数料はどうなるか

本題の「ahamo」における販売手数料ですが、基本的にはありません
故障受付も含め全てオンラインやアプリでサービスの受付が完結してしまうため、ショップが介入するシーンがないためです。
ただ、全くそういうことがないかといえばそうでもなく、ドコモから「ahamo」への契約変更(プラン変更)でショップへ相談に行く人も出てくるでしょう。
先日の発表でも井伊社長がオンラインで手続きできない人がショップに来た場合断るわけにはいかないと発言しているように、そのような人を誘導なり何かをする場合には手数料が設定されるかもしれません。

2021年4月22日(木)から、ドコモショップにおいて有料の「ahamo WEBお申込みサポート」「ahamo WEBお手続きサポート」が開始されました。

申し込みや手続きのサポートは3,300円(税込)、故障受付は原則無料です。

販売手数料の種類

手数料は販売だけではなく、プラン変更、料金収納、故障受付、相談業務などすべての内容について設定されています。
ではなぜショップの店員は販売を勧めるのでしょうか。
もちろん顧客のニーズに応えるという事が根底にはあると思いますが、より高い代理店手数料を得るためです。
この代理店手数料には年間で○○件以上で○○円や販売台数が○○台で○○円等、予算が設定されています。

上述したように自動車業界でも同じです。
毎月○○台を売らないといけないというノルマはディーラーがメーカーから年間で○○台仕入れると1台あたり○○円になるというところからの逆算です。
達成できないとお店のランクが下がり、1台当たりの仕入れ値も上がり利益が出しにくくなります。
自動車業界でも保険を販売しているのは保険の代理店手数料が貴重な収益源になっているという側面もあります。
お得意さんのような顧客は電話一本で保険を更新してくれることも多いため代理店にとっては有り難いはずです。

携帯電話販売店の行く先

携帯電話販売店も既に販売で利益を上げることは難しくなっており、金融サービス(クレジットカード、保険)の販売、アプリのインストール、オプションサービス、アクセサリー等、携帯電話以外の販売に注力するようになっています。
「ahamo」導入でショップ運営はどうなるか、大きな影響があると思います。
世の中がオンライン化を進める中で、若者は「ahamo」に移行し、店舗数を減らさざるを得ない状況になっていきます。
盛者必衰という言葉がある通り、いつまでも続かないでしょう。
かつては50%を超えるシェアがあったドコモも30%台のシェアになっています。
全国に窓口があったNTTの各支店も今では他のテナントに貸し出しをしている状況です。

携帯電話、通信業界を目指す方へ

これから就職・転職で携帯電話、通信業界を目指す方へのメッセージです。

私は学生時代から携帯電話が好きでそれが高じ国内大手携帯電話会社、外資系通信会社で仕事をしてきました。
学生時代の経験などを含めると様々なキャリア(オペレーター)で仕事をしたことや販売店、コールセンターの経験もあります。

その中で伝えられることは絶対に大きな会社に就職した方が良いという事です。
ショップを目指すにしても大きな会社の系列の方が福利厚生や労働環境が良い傾向にあります。

選ぶべき通信企業の系列

それではNTT系列、KDDI系列、SB系列のどこが良いのでしょうか。

私はNTT系列をお勧めします。

1番にしか見えない景色があり、良くも悪くも余裕があります。
R&D(研究開発)の技術力がやはり違います。

KDDIは1番になりたいという人やドコモが嫌いという人が多かった印象です。
トヨタが嫌いで日産が好きみたいなイメージです。
あくまでイメージなので実際はそうでない人もいます。
(トヨタのPiPitはauに力を入れいてますが)

SB系列は私の肌に合いませんでした。
外資系通信会社に勤めている際、S社長と基地局導入について話す機会がありましたが非常に挑戦的で新しい技術を導入することについては貪欲という印象です。
ただ地方にいる社員などは予算達成のために年寄りを騙してでも光回線を売るという人もいたため、この会社はだめだと思いました。
今は違うかもしれません。

「ahamo」の先行エントリー

こちらから先行エントリーが可能です。
サービスの提供開始前までにエントリーし対象期間内に契約すると、期間限定のdポイントが3,000ポイント付与されます。

参考

まとめ

「ahamo」発表で携帯電話業界が大きく変わりそうな局面を迎えています。
私たち消費者としては競争が促され選択肢も増えることは歓迎したいと思います。

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